『宵闇通り』解説その3。

4曲目は「ULTRA GASH INFERNO」。
タイトルは、丸尾末広の洋書「ULTRA GASH INFERNO」から。
丸尾末広の漫画作品には歌詞や散文詩的な台詞がよく出てくるのですが、
私は歌詞を書く上でどの作詞家や詩人よりも影響を受けました。遠藤ミチロウからの影響も大ですが…。
この曲は『宵闇通り』で最速のBPM205です。時折BPM79になりますが。
ヘヴィメタルをベースに色んなジャンルを取り入れ、恋愛状態の様な躁状態と鬱状態が交互に来る様にしました。
私の歌詞に「神様」がよく出てくるのは、昔、キリスト教系の学校で聖書を勉強したせいかもしれません。
信者じゃないけど、聖書はよく読みました。

最後は「BLUE」。
タイトルは、山本直樹の漫画作品「BLUE」から。
ミニアルバムの締め、「ULTRA GASH INFERNO」の様な喧しく目まぐるしい曲の次には、
童謡や民謡の様にシンプルなメロディを淡々と繰り返すテクノ系の曲を入れたくてこの様な曲が出来ました。
私達が生きているこの世界とは違う世界…大槻ケンヂ言うところの「あっちの世界」への渇望を歌詞にしました。
現実逃避ともちょっと違うんですけどね。

『宵闇通り』を作っていた7ヶ月間はあっという間でした。
今迄作ってきたアルバムには、ボーカリストやギタリスト、ピアニストやエンジニアが参加してくれたのですが、
今作は私一人きりで全ての音を作りました。
全ての音に対し責任を持とうと思い、マスタリングも自分で行いました。
「果たして私一人きりで完成させる事が出来るのだろうか!?」と不安になったり、
7ヶ月の間には公私共に色んな事がありましたが、それでも何とか完成させる事が出来たのは、
ジャケットやサークルカットを描いてくれたEMIさんや、私の家族や数少ない友人のおかげです。
そして、私に多大な衝撃と影響を与えてくれたミュージシャンやバンドや漫画家や小説家や作品のおかげです。
この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
『宵闇通り』を聴いて下さった方々が少しでもその歌詞や楽曲を楽しんでくれて、
「あっちの世界」へトリップしてくれたら本望です。



M3-2014春は、2014年4月27日(日)11:00〜15:30、東京流通センター(TRC)で開催されます。
チョコレート デリンジャーのスペースは、第一展示場Q-20bです。
『宵闇通り』は5曲入りCDR、200円です。
https://soundcloud.com/chocolate-derringer
宜しくお願い致します。








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『宵闇通り』解説その2。

CHOCOLATE DERRINGER『宵闇通り』の収録曲についてアレコレ書きます。

1曲目は「いつも放課後」。
タイトルは、はしもとみつおの漫画作品「いつも放課後」から。
頒布作品がシングルからミニアルバムになりそうだと思い始めた頃、
ミニアルバムの冒頭に短くて勢いのある曲が欲しいと思い、この曲を書きました。
CHOCOLATE DERRINGERは、グラムロック及びグラムロック歌謡、テクノポップ及びテクノ歌謡、
そしてヘヴィメタルをサウンドの三本柱としているのですが、「いつも放課後」にはその3要素を全て入れました。
イントロのギュイーンというアーミングギターは横関 敦を、
サビのMagical 8bit Plugによるピューンという下降音は橘高文彦を思い浮かべて入れました。
歌詞は、好きな人を遠くから見る事しか出来無い、いやむしろ遠くから見るのが大好き!ずっと遠くから見ていたい!!
…そんな純粋・純愛過ぎてちょっと変な人のラブソングです。

2曲目は「ミルクがねじを回す時」。
タイトルは、高橋葉介の漫画作品「ミルクがねじを回す時」から。
この曲を作り始めた頃、たまたまNHK-FM「とことんディスコ・タイム」を聴きまして、ディスコにハマりました。
ベースやシンセにディスコの影響が出ていると思いますが、何よりこの曲には私のギターヒーローの要素を入れました。
左のファンク系ギターは筋肉少女帯の本城聡章、右のメタル系ギターは筋肉少女帯の橘高文彦、
そしてサビのパンク系ギターは幻覚アレルギーの梶井"KAZZY"沙介を思い浮かべて入れました。
間奏でいきなりボサノヴァになりますが、こういう急な曲展開は屍忌蛇在籍時のGARGOYLEやDOOMの影響です。
歌詞に出てくる「ミルク」は、スタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」のミルクのイメージですが、
作品全体としては高橋葉介「ミルクがねじを回す時」の様な可愛くてちょっとヘンテコな世界観を狙いました。

3曲目は「或る夜の出来事」。
タイトルは、1934年のアメリカのコメディ映画「或る夜の出来事」から。
砂原良徳「Sun Song '70」みたいな電子音が入ったオシャレなボサノバを書こうと思っていたのですが、
この曲を作っている頃に持病が再発、体調を崩しまして、
そのせいかボサノバでもオシャレでもない、フワフワとしたちょっと憂鬱な感じの曲になりました。
なお、CHOCOLATE DERRINGERは、そのサークル名もアルバム名も曲名も、
全て昭和から平成初期にかけての漫画、映画、小説から拝借しております。
全てあの時代へのリスペクト、オマージュ、トリビュートです。続きます。




『宵闇通り』解説その1。

M3-2014春で頒布するCHOCOLATE DERRINGERのファースト・ミニアルバム『宵闇通り』についてアレコレ書きます。
この作品は、CHOCOLATE DERRINGER名義では初の作品であり、私の作品としては6作目となります。

制作開始時は、「ミルクがねじを回す時」という曲と、もう1曲でシングルを作るつもりでした。
なので、M3-2014春のカタログのサークルカットには『シングル「ミルクがねじを回す時」を頒布します。』と書きました。
しかし、少しずつですが曲が増えて行って、結局、5曲入りのミニアルバムになりました。
そこで、タイトルを『宵闇通り』と名付けました。高橋葉介の漫画作品「宵闇通りのブン」へのリスペクトです。

今回使用した機材は以下の通りです。

Computer:Apple iMac Core i3 3.06GHz、MacBook Pro Core i5 2.4GHz
DAW:Apple Logic pro 9、Steinberg Cubase 7
Audio I/O:Steinberg UR28M
Monitor Speaker:YAMAHA HS5
Headphone:SONY MDR-CD900ST、audio-technica ATH-A900
Software Instrument:D16 PHOSCYON、Linplug MorphoX、Albino 3、Alpha、YMCK Magical 8bit Plug
Vocaloid:蒼樹ラピス

『宵闇通り』の制作拠点となったSumomo Studioは、極力シンプルでコンパクトなセッティングにしようと思い、
ハードのシンセサイザー、音源モジュール、エフェクター、ミキサーは使いませんでした。
ソフト音源は上記の他にES1、ES2といったLogic pro 9付属のものをよく使いました。
モニタースピーカーはEVENT 20/20BASを長年使っていたのですが、壊れてしまった為、
今回初めてYAMAHA HS5を導入したのですが、YAMAHAらしい良い音はするのですが、
低域等の特性を捉えるのにちょっと時間がかかりました。

まずは「ミルクがねじを回す時」から作り始めたのですが、その途中でイキナリiMacが壊れてしまいました。
アレは途方に暮れた…。バックアップを取ってなかった自分が悪いのですが…。
気持ちを切り替えてサブマシンのMacBook Proで制作を再開したのですが、画面の小ささや動作の遅さに戸惑いました。
今も慣れないですね。早く新しいiMacを買いたいです。続きます。




CHOCOLATE DERRINGER『宵闇通り』完成しました。

CHOCOLATE DERRINGERのファースト・ミニアルバム『宵闇通り』が遂に完成しました。
先程、完成品が届きました。早速、段ボール箱を開封すると…。
おおっ!
『宵闇通り』の音は全て私が作り、絵は全てイラストレーターのEMIさんに描いて頂き、
随時メールで絵や文章をチェックしていたのですが、
やはりパソコンの画面で見るのと、実際に印刷されたジャケットやレーベルの色は全然違いますね。
凄く良いです!ジャケットの女の子がとても可愛いです。
この後、『宵闇通り』の全曲解説を書きたいと思います。

サウンドクラウド更新しました。

サウンドクラウドに「M3-2014春」で頒布するCHOCOLATE DERRINGER(チョコレート デリンジャー)の
ミニアルバム『宵闇通り』より、Disco系、Bossa Nova系、Heavy Metal系の新曲3曲をアップしました。
どれもちょっと王道・主流・正統派からズレているかもしれませんが…。

また、私が昔々に作ったヘヴィメタル曲、インストピアノ曲、
あと、MARCHOSIAS VAMP、P-MODELのカバー曲もアップしました。
是非お聴き下さい!

https://soundcloud.com/chocolate-derringer

M3-2014春は、4月27日(日)11:00~15:30、東京流通センター(TRC)で開催されます。
CHOCOLATE DERRINGER(チョコレート デリンジャー)のスペースは、第一展示場Q-20bです。
よろしくお願いします!!

すかんち、秋間経夫、佐伯俊男。

CHOCOLATE DERRINGERのミニアルバム『宵闇通り』のミックス及びマスタリング作業がほぼ終了したので、
すかんちのワンマンライブ「Operaからダブルダブルチョコレートまで」を観てきました。
すかんちの4thアルバム『Opera』は、すかんちの最高傑作であり、「日本のロック百選」に選ばれるべき大名作です。
個人的には1stアルバム『恋のウルトラ大作戦』、2ndアルバム『恋のロマンティック大爆撃』の方を聴き込みましたが、
でもやっぱり『Opera』は凄い。ヘヴィでポップで、踊れて泣けて、歌詞、楽曲、歌唱、演奏、音色、どれも完璧。
そんな『Opera』を中心にしたライブが盛り上がらない訳が無い訳でして。
オープニングの「Grave Digger」「仏壇返しにはかなわない」のヘヴィリフナンバーの流れにシビレタ!
中盤の「さよならの贈り物」「時間の言葉」のドラマチックナンバーの流れに泣けた!
ラストの「恋のマジックポーション」まであっという間の2時間でした。

ROLLYが書く「純粋・純情・純愛過ぎて”変な人”になってしまった人のラブソング」には衝撃と影響を受けました。
『宵闇通り』収録の「いつも放課後」と「ULTRA GASH INFERNO」の歌詞にはROLLYの影響が出ていると思います。

いつの間にか出ていた佐伯俊男の画集『佐伯俊男音楽野私娯途』を購入。
やっとこさRama Amoebaの1stアルバム『Hello! End Of The World』を購入。
佐伯俊男も秋間経夫も軸が一切ぶれないなあ。凄いや。
佐伯俊男の絵も、秋間経夫の声も、見る者・聴く者をこの世界ではない、
大槻ケンヂ言うところの「あっちの世界」へ誘い、引きずり込み、離さない力に満ちています。

私もいつかそんな作品を作りたいです。

仁義なき戦い!

現在、M3-2014春で頒布するCHOCOLATE DERRINGER 1stシングル『宵闇通り』のミックス等の作業中であります。
あちらを立てれば、こちらが立たず…。
ミックスやマスタリングっていうのは、正論は在っても正解は無い、
そんな曖昧で奥深い世界だとつくづく痛感しております。
同じ曲でもスピーカー、ヘッドホン、iPhone等のイヤホンで聴くと、
音のバランスが印象が異なりますからね、ミックスは本当に難しいです。
意外と最初にテキトーにやったラフミックスが一番良かったりして…。
でも、完成まであともう少しです。
でもでも、その「あともう少し」が遠い遠い!
あ、久米田康治「さよなら絶望先生」でこんなネタあったよなあ。

2月25日、THUNDER YOU POISON VIPERのワンマンライブと、ROLLYのグラム歌謡に関するトークイベント、
どちらを観に行こうか迷いに迷って、結局、どちらも観に行かず。
今度のすかんちのワンマンライブは観に行きたいな(そんな余裕あるのか!?)。
プロフィール

吉川孤蝶

Author:吉川孤蝶
吉川孤蝶と申します。
「CHOCOLATE DERRINGER」「心理試験」「ミルクがねじを回す時」で作詞・作曲・打ち込み等をしています。
70'sグラムロック、80'sテクノポップ、90'sエレクトロニカ、昭和の音楽、映画、漫画、文学をこよなく愛しております。
シンセピコピコドラムドカドカな躁鬱病的電子音楽を作れる様、日々精進しております。
サウンドクラウド
https://soundcloud.com/chocolate-derringer
BOOTH
https://chocoderri.booth.pm
宜しくお願い致します。

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