『夢の遠近法』解説その1。

CHOCOLATE DERRINGERの4枚目のミニアルバム『夢の遠近法』が、
艱難辛苦を乗り越えてやっとこさ完成致しましたので、全曲解説を書かせて頂きます。

『夢の遠近法』は、前作『夜の魚』が完成してすぐに制作に取り掛かりました。2015年10月中旬だったかな。
最初は『夜の魚』と同じ全9曲入りにしようと思い、9曲分のストラクチャーを作ったのですが、
その内3曲が、どうも今の自分の中の流行り・やりたい事・気分と違うなあと感じまして、
『夢の遠近法』に収録するのは見送る事にしました。
こんな事は初めてでした。
私は基本的にケチ野郎なので、「作った曲は折角だから全部入れてしまえ!」っていうスタンスでやってきましたから。
ちなみに今回見送った曲は、「デッド・トリック!」「不能少年」「地を這う魚」というタイトルでした。
曲名の元ネタは、華倫変、丸尾末広、吾妻ひでおの漫画作品です。どれも大好きな作品で、曲想が思い浮かびました。
ただ、BPMが速い攻撃的な曲や、猟奇オドロ系の曲は、今はちょっと違うかなあと。
サークルカットに「可愛いダンス・ミュージックです」と記載したからには、その辺をもっと突き詰めようと。
そう思って上記の3曲を見送って、でも、6曲入りだとちょっと物足りないので、もう1曲書き下ろしました。
今回は『夜の魚』の様に「1曲16トラック以内・5分以内で作り上げる」といったルールは設けず、
トラック数も尺の長さもあまり気にしないで思う様に作りました。
私なりに「可愛いダンス・ミュージック」「可愛いミニマル・サウンド」というものを、
改めて追求してみようと思ったのです。

『夢の遠近法』の使用機材を書きます。
Computer:Apple iMac Core i7 3.1GHz
DAW:Logic Pro 9
Audio I/O:Steinberg UR28M
Monitor Speaker:YAMAHA HS5
Headphone:SONY MDR-CD900ST
Software Instrument:YMCK Magical 8bit Plug、KORG LegacyCell、D16 GROUP Phoscyon etc
VOCALOID:蒼姫ラピス(Piapro Studio)

…いつもとほぼ同じです。英語スピーチはVoiceのVickiを使いました。
キック、スネア、ベースは、Logic Pro 9付属のソフトシンセのパラメーターをいじって、
サンプリングCDのサンプルも加えて、概ね2〜4つの音色をレイヤーして作りました。
上モノは、YMCK Magical 8bit Plugを今まで以上に使いました。
ディレイ、リバーブ、ビットクラッシャー等をかけて、曲ごと・トラックごとに質感を変えましたが、
これは本当にありがたいソフトシンセです。重宝してます。
金属的な音はEISENBERG Vierで、Roland TB-303的な音はD16 GROUP Phoscyonで作りました。
今作ではPLOGUE Chipsoundsを使いませんでした…たまたまなのですが。
以前は「自分だけの音色」「自分ならではの音色」というものに、ちょっとはこだわって音色を作っていたのですが、
今はもう、そういうのは無いです。全く無い訳でも無いですけどね。でも、以前程じゃ無いです。
今の自分にとって大事なのは、そこじゃ無いなと思った次第です。

『夢の遠近法』というタイトルは、山尾悠子や丸尾末広の作品名から取りました。
新しい三部作の第一弾は、このタイトルにしようと前々から決めていました。

続きます。
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secre

プロフィール

CHOCOLATE DERRINGER

Author:CHOCOLATE DERRINGER
CHOCOLATE DERRINGERと申します。

可愛くて歪んだ電子音楽をやっています。

サウンドクラウド
https://soundcloud.com/chocolate-derringer

BOOTH
https://chocoderri.booth.pm

宜しくお願い致します。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR